┏┓ ┗□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  國際システムズエンジニアリング協議会(INCOSE)日本支部準備会からのお知らせ ・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 拝啓 時下ますますご清祥の段,お慶び申し上げます. この度,戦略的な観点からシステムエンジニアリング(以下SEと略記します)を強力に推進している国際組織(INCOSE)の日本支部 (Japan Chapter)設立のために「INCOSE日本支部準備会」についてご案内申し上げます.詳細につきましては、《INCOSE日本支部準備会のホームページ(日本語)》 http://www.incose.org/japan/index.asp をご参照ください.また,國際システムズエンジニアリング協議会は,1991年の発足にも拘わらず米国・欧州諸国を中心に会員6000名を超える成長を遂げ、現在では、豪州・アジア・アフリカ諸国を含めて強い影響力を有する組織に成長しつつあります.INCOSE自身につきましては,《INCOSEのホームページ(英語)》 http://www.incose.org をご参照ください. INCOSE日本支部準備会の目的は,INCOSE日本支部を設立して日本において戦略的SEをする場を提供し,国際的な動向に関する情報交換・情報発信の仲介役を果たすことにあります. ここで戦略的な観点からシステムエンジニアリングとは,変化の激しい環境に対応しつつ極度に複雑化したシステムをデザインし,その役割(ミッション)を成功に導くために複数の専門分野にまたがるアプローチと手段を提供する分野を超えた(transdisciplinary)な技術体系です.そのために,SEは,システムの企画段階から,開発・試験・利用運用・廃棄に到るまでのライフサイクルを通じて,全ての技術分野の成果を1つのシステムへとインテグレートする技術です. 戦略的な観点からシステムエンジニアリング(SE)の定義に関しては様々な意見がありますが,この課題については,WEBサイト《What is SE?(英語)》 http://www.incose.org/practice/whatissystemseng.aspx をご参照ください。 SEは次の三つの課題に回答を与え得る点で大変重要であります. ■顧客の欲しいものを明確にする ■エンジニアに成果物をつくる手順を示す ■コストと納期と品質のバランスをとる 実際,エアバス,ボーイング,NASA,JPL,BAE Systemsなどの航空・宇宙・防衛分野だけでなく,Xerox,BMWなど1900を超える様々な産業分野の企業・政府機関・大学から会員が構成され、50を超える機関が賛助会員(Corporate Member)となっております.日本では三菱電機(株),宇宙航空研究開発機構がINCOSEに機関として参加し,各種の活動に積極的に参画しております. 日本独自のSEを発展させるためにも,SEに携わっておられる方々に,ぜひINCOSE日本支部ならびに準備会へ積極的なご参加を頂ければ幸いでございます. まずはINCOSEとその日本支部準備会を良く知っていただくために,以下に簡単な説明をさせていただきます. 長い文章ではございますが,最後までご一読いただければ幸いで ございます. ━━━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 1│INCOSEとは? 2│INCOSEの構成とチャプターについて 3│INCOSEの主な活動 4|INCOSEへの入会について 5│日本支部準備会の活動状況 6|このメールに関するお問い合わせ先 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 1 INCOSEとは? ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ INCOSEとは「The International Council on Systems Engineering」の略称であり,非営利会員組織として1990年に設立されました.INCOSEは学際的なアプローチの実践応用と複雑なシステムの実現を可能とする方法を進展させることを目的とし,また,産業界,学際組織,政府機関における世界規模のSEの定義,理解,実践を進めているシステムエンジニアのための国際的な専門組織であります.SEは理論的に構築されてきたものではありません.むしろ,その実践を繰り返すことで経験的に得られた知識であるベストプラクティスを集めたものです.こういった点からもINCOSEが通常の学術的な学会とは性質が異なるものであることが想像できるかと思います. 《INCOSEの概観(英語)》 http://www.incose.org/about/index.aspx 《INCOSEの誕生の経緯(英語)》 http://www.incose.org/about/genesis.aspx ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 2 INCOSEの構成とチャプターについて ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 1990年以来INCOSEは劇的に成長し,今日では世界中の産業界,学際組織,政府機関の中に,2005年の4月現在で,メンバーに公開されている名簿に5712名が登録されております.非公開メンバーを含めるともっといると考えられます.このうち,日本在住者は6名です.アジアでは,中国が26名,韓国が23名,台湾が28名と,日本に比べ4倍程度のメンバーがいることになります.ここ2,3年で一気に増えてきているので,今後益々増えていくかと思われます.また,INCOSEには世界の42カ国の人が入っており,1900以上の企業,80以上の大学, 100カ国以上の組織, 49のチャプターから構成されています.現在でも,ますます米国以外の国のメンバーが増える傾向にありますので,今後これらの数字もどんどん増えていくと考えられます. ここで,現在設立へ向けて準備中である"チャプター"について簡単にご説明致します. まず,INCOSEでは,適正な人数ごとに管理するために人数と地理的な位置を考えて,世界を6つのグループにわけています.これを「リージョン」と呼んでおります.アメリカ大陸には北米の3つ,南米の1つ,合わせて4つのリージョンがあります.そして,ヨーロッパは1つのリージョンがあります.日本は,アメリカ大陸とヨーロッパを除くすべてが含まれているリージョン6に含まれています.つまり,この地域にはINCOSEのメンバーがほとんどいないことを示しています.INCOSEはリージョンの下にチャプターというグループを作っています.これもある程度の人数が集まった場合に,地域として活動ができるように作られるものです.すべてのINCOSEメンバーはどこかのチャプターに属する必要があります.リージョン6にチャプターはたったの3つしかありません.オーストラリアと韓国と台湾です.現在チャプターを設立中のインドを含めても4つです.現在のところ日本にはチャプターが存在しません. 《INCOSEのリージョンについて(英語)》 http://www.incose.org/chapters/geographic.aspx 《各チャプターのホームページ(英語)》 http://www.incose.org/chapters/websites.aspx ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 3 INCOSEの主な活動 ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ INCOSEの主な活動は以下にまとめられます. ■シンポジウム(7月) ■ワークショップ(1月) ■地域チャプターの会合 ■ローカルなカンファレンス ■テクニカルワーキンググループ ■メーリングリストによる活動 シンポジウムは,INCOSEのメンバー以外も参加でき,例年800名から1000名程度が集まるものとなっています.ここでは,色々な事例や,研究成果が発表されるだけではなく,同時にワーキンググループの活動などが行われています.昨年度はフランスのツールーズでシンポジウムが開かれました.さらに,今年度は7月10日〜15日にかけて,アメリカ合衆国ニューヨーク州ロチェスターにおいてINCOSE2005が開催されました. 《INCOSE2005のホームページ(英語)》 http://www.incose.org/symp2005/ また,来年度も7月9日〜13日にかけて,アメリカ合衆国フロリダ州オーランドにおいてINCOSE2006が開催される予定です.ぜひご参加ください. 《INCOSE2006のホームページ(英語)》 http://www.incose.org/symp2006/ ワークショップは,INCOSEのメンバーだけが参加できるもので,ワーキンググループの活動が中心となっています.そのほかにも地域のチャプターが独自に実施している会合やカンファレンス,またワーキンググループが独自に集まって実施している活動やメーリングリストを利用した活動が行われています. 《INCOSEイベントカレンダー(2006年2月現在)(英語)》 http://www.incose.org/newsevents/events/index.aspx ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 4 INCOSEへの入会について ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ INCOSEの会員の種類には,通常会員と学生会員がございます. INCOSEへの入会に関しては以下のホームページをご参考の上,ご登録ください. 《INCOSEの会員の種類(英語)》 http://www.incose.org/membership/membershiptypes.aspx 《INCOSEの会員登録(英語)》 https://secure.sbims.com/incose/incosememapp.asp また,非会員であってもINCOSE2006には参加可能であります.ぜひご参加ください. 《INCOSE2006のホームページ(英語)》 http://www.incose.org/symp2006/ 企業としての入会をお考えの際は,CAB(The Corporate Advisory Board)メンバーとしての登録も可能となります.以下のホームページをご参考ください. 《INCOSEのCABメンバーについて(英語)》 http://www.incose.org/about/organization/cab.aspx 《INCOSEのCABメンバー登録(英語)》 http://www.incose.org/about/organization/join.aspx INCOSEメンバーあるいはCABメンバーにお申し込みをされた方は,本事務局までご一報ください.また,入会希望ではあるが手続きが煩雑で理解し難い方は事務局まで御相談ください. ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 5 日本支部準備会の活動状況 ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 現在,INCOSE日本支部の設立に向けて,2,3年後のSEシンポジウムの開催を目標として,設立までの手続きや設立後の運営に関する定期的な会議,勉強会を行っております. また,7月のINCOSE2005において,準備会構成員によりINCOSE本部 に日本支部準備会発足の旨を宣言いたします. 《準備会構成》 代表者:狼嘉彰 (JAXA,JAMSS,慶應義塾大学理工学部) 副代表者:吉田和夫 (慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科,慶應義塾大学常任理事) 幹事(INCOSE窓口):白坂成功 (三菱電機株式会社 鎌倉製作所) 事務局:高橋正樹 (慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科) 次回準備会についての詳細は事務局までお問い合わせください. ━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ 6 このメールに関するお問い合わせ先 ━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・ このメールやINCOSEについてのご質問・要望は下記にお問い合わせください. INCOSE日本支部準備会 事務局 高橋正樹 takahashi@sd.keio.ac.jp (〒223-8522 横浜市港北区日吉3-14-1 慶應義塾大学理工学部 システムデザイン工学科吉田研) ご気軽にお問い合わせください. また,準備会では会議,勉強会を継続的に開催しております.参加をご希望の方は,ご一報ください.追って日時・開催場所等をご連絡させていただきます. 引き続き倍旧のご厚情を賜りたく,切にお願い申し上げます. 敬具